小さな声が聞き取りにくくなったり、何となく聞こえるけれど言葉としては理解しにくくなったりと「聞こえ」について不安を持つ方は少なくありません。また不安があっても、補聴器の使用にはハードルがあると思われている方が多くいらっしゃいます。やめてしまったというお話もよく耳にします。
しかし聞こえにくくなることで、生活にさまざまな支障が生じます。
- 日常生活を円滑に行うことが困難になる
- 危険察知能力の低下
- 家族や友人とのコミュニケーションが取りにくくなる
- 孤立しがちになってしまう
- 聴覚の低下によって認知症のリスクが増大する
まずは詳細な聴力検査を行い、「聞こえ」の程度を診断します。近隣の認定補聴器技能者が在籍する補聴器専門店をご紹介し、フィッティングなどをお願いしています。補聴器にはさまざまな種類がありますので、それぞれの特徴をよく理解することも欠かせません。ご自身の状態や用途、つけ心地や予算などを考慮したうえで選ぶようにしましょう。また補聴器は付け慣れていただくことが重要です。メガネと同様に生活の質を改善させてくれるいい道具です。当院では毎週金曜日に、予約制で補聴器のご相談にも対応しています。